今年こそ会社を作って独立する
って思っている人もいるんじゃないですか?
新たな変異株とか気になることはありますが、コロナ対策も飲み薬などの開発も進んできて、新たな段階に入りました。
そうした中で、今年は会社を作って独立しよう・起業しようと思っている人も多くいます。
会社設立と聞くと、株式会社を考える人が多いと思いますが、会社には株式会社以外にも合同会社というものがあります。
え?合同会社?
そんなの知らないなー。
って人もいるかもしれません。
あるいは
なんか合同会社って、零細っぽい感じがして嫌だな
などと思う人もいるでしょう。
まぁ、合同会社自体がそんなに昔からあるわけでは無いので、親しみが無いってこともありますけど
実は、AppleやAmazonも日本法人は合同会社なんです。
確かに、Appleの日本法人は、当初は株式会社として設立されましたが、その後いろいろな経緯で最終的には合同会社になっています。
当初の日本法人は、1983年6月21日にアップルコンピュータジャパン株式会社として設立され、その後1992年2月にアップルコンピュータ株式会社に、さらに2007年3月1日にアップルジャパン株式会社へと商号変更された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Apple#Apple_Japan%E5%90%88%E5%90%8C%E4%BC%9A%E7%A4%BE
2011年10月30日に、アップルジャパン株式会社はApple Japan合同会社を存続会社として吸収合併されて消滅し[240]、現行の体制となった。
そんな聞きなれないけど、著名な企業も使っている合同会社ですが、これって会社設立初めてっていう人にとっても親切な制度なんです。
合同会社の何がいいの?
合同会社のメリットって、なんと言っても
安くできる
ってこと。
まぁ、それは設立時のことだけではなく、会社を運営していく面でも安上がりです。
株式会社の場合、会社を設立するには定款の認証が必要になります。
この定款と言うのは、会社の憲法とも言うべき事をまとめて文書にしたものです。
定款には
- 何をする会社なのか?
- 代表は誰なのか?その決め方はどうやるのか?
- 決算期はいつなのか?
などの基本的決まり事が載っています。
この定款を第三者に確認してもらうのが定款認証です。
定款認証は誰でも行えるのではなく、公証人という決まった人たちに依頼して行うので、それなりの費用がかかります。
ですが、株式会社では必須の定款認証も、合同会社では行う必要がありません。
つまり、その分安く会社を作れるわけです。
また、会社を運営していくと、取締役の交代とか再任という役員人事や移転をするといったことが起こります。
このような場合も、法務局に登記しなくてはなりません。
登記にも、もちろん費用がかかります。
こうした運営面でのコストも、株式会社に比べて合同会社は少なくなっています。
合同会社のダメな点
まぁ、ダメな点というとアレですが。
一番は、あなたも感じた通り、知名度でしょうね。
知名度が低いために、他企業との新たな取引や人材募集などの面で不利になることはあると思います。
また、上場できないというのも欠点と言えばそうですが、実はこれらを覆す方法もあって
事業が大きくなってきたら必要に応じて株式会社へ変更することもできる
ので、欠点というほどのものではないかもしれません。
合同会社にしたほうがいい場合
では、どういう時に合同会社にしたほうがいいのかというと
- 中高年や主婦など、初期投資のコストを抑えたい場合
- 仲間内で集まって会社を作る場合
- 事業内容に会社名が関係ない場合(例えば、店舗・ネットショップでお店の名前と会社の名前が違うなど)
- 人名や商品名などで既にブランドを構築している場合
こういうような場合には、株式会社である必要はなく、合同会社で十分ですし、運営面でも効率的です。
どうですか?
今年の会社設立を考えているのであれば、合同会社という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
ミーミル行政書士事務所では、より詳しく合同会社という選択についてお伝えすることができます。
ご興味のある方は、ご連絡ください。
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