ペットホテルを開業したい
犬や猫を飼っている人であれば、近くにあって欲しいものの一つがペットホテル。
動物病院やトリミングサロンが併設している場合もありますね。
ペットホテルって?
ペットホテルは、動物病院やペットサロン、ペットショップなどで併設しているところが多いのですが、中には空港近くなどで長期に渡って利用しなければならない人向けに大規模なペットホテルもあります。
併設型では、住宅街などでも運営できるような一時預かり用のケージを2~3個設置しただけのものから、駐車場完備の大規模なものまであり、立地によって様々です。
必要な手続き
ペットホテルを開業するにあたって、必ず必要なのが
動物取扱業の登録
です。
例えば、千葉県内(千葉市、船橋市、柏市を除く地域)については、各保健所(健康福祉センター)の窓口において手続きができます。
千葉市・船橋市・柏市の場合は
千葉市内…千葉市動物保護指導センター
船橋市内…船橋市動物愛護指導センター
柏市内 …柏市動物愛護ふれあいセンター
で手続きを行います。
申請書については、「第一種動物取扱業登録申請書」を出すのですが、添付書類として
- 登記事項証明書
- 申請者が法第 12 条第1項第1号から第7号の2までに該当しないことを示す書類
- 動物取扱責任者が法第 12 条第1項第1号から第7号の2までに該当しないことを示す書類
- 第3条第6項に規定する使用人が法第 12 条第1項第1号から第7号の2までに該当し
- ないことを示す書類
- 業務の実施の方法
- 飼養施設の平面図
- ケージ等の規模を示す平面図・立面図
- 飼養施設の付近の見取図
- 事業所及び飼養施設の土地及び建物について事業の実施に必要な権原を有することを示す書類
- 役員の氏名及び住所
などを場合に応じて用意することになります。
結構ありますね。
開業の準備
開業するには、立地や料金設定、繁忙期・閑散期の工夫など、予め考えておかなければならないことがあります。
立地でいうと、近隣地域のペット人口を考慮する必要があります。
その際、近くに大型商業施設などがあれば、そこの利用客が一時的にペットを預けることも考えられますが、そうした施設の場合、施設内にペットショップが入っているケースもあるため、事前のリサーチが重要です。
料金設定は、動物の種類、大きさでコースを設けるところが多いようです。
地域によって異なりますが、事前に近隣の施設をチェックしておくといいでしょう。
おおよそ
小動物:1日預かり2500円前後
大型・中型犬:1日預かり5000円程度
とする施設が多いようです。
飼い主の旅行や外出の予定などに応じて利用者が増減します。
つまり、夏休みなどの長期休暇や休日祝日に利用が集中し、平日は稼働率が落ち込むと考えたほうがいいでしょう。
そのため、平日での利用を促進するためにペット関連商品を販売したり、他店との差別化ができるサービスを用意するなど、気軽に利用できるようにすることも検討しましょう。
資金
必要経費については
- 開業場所、賃貸か所有物件か
- 広さ、利用可能な動物の頭数
- 送迎など付加サービスの有無
などによって変わってきます。
数百万から1,000万くらいかかることもあります。
そのため、自己資金で賄うことができないような場合は、創業融資を受けることも検討したほうがいいです。
きちんとした創業計画書を用意して、融資を申し込めば必要額を用意できてペットホテルを開業することができる可能性が高まります。
まとめ
ペットホテルを開業するには、リサーチも重要ですが、開業のための申請や融資の申し込みなどの事務手続きも重要です。
こうした事務手続きは、自分で行えば安く済みますが、どうしても時間と手間がかかってしまいますし、融資の申し込みでは事業計画・創業計画書の出来が融資を受けられるかのポイントになってきます。
できるだけ成功する可能性を上げるためには、ミーミル行政書士事務所のような専門家に依頼したほうが結果的に安くつくこともあります。
一度、ご相談の上検討してみてください。
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