動物病院を開きたい
幕張エリア、幕張本郷や海浜幕張でも、ペットを飼う家庭が増えてきました。
そうした中、動物病院の開設を考えている人もいるかもしれません。
では、動物病院を開設するにあたって、どんな手続きが必要でしょうか。
地域によって必要とする書類が違ってくることもありますので、自分が動物病院を開設したい地域の役所に確認して欲しいのですが、例えば千葉市で動物病院を開設する場合を想定して書類を挙げてみます。
資格
動物病院を開設するには、当然のことながら、獣医師がいなければ話になりません。
そのため、獣医師免許を持った人がいないと開設はできません。
個人で開くのであれば、あなたが獣医師であったほうがいいですし、法人を作って開くのであれば役員に獣医師がいたほうがいいでしょう。
じゃあ、獣医師免許がない人が動物病院を経営できないかというと、獣医師免許を持っている人がいれば開設はできるので、経営とは別な話になりますが、例えば、調剤薬局では開設者が薬剤師免許を持っていないと認められないという地域もありますので、そのあたりは事前に開設予定の地域の担当役所に確認したほうがいいでしょう。
必要書類
動物病院開設の届け出をするのには、届出書以外にもいくつか書類が必要になります。
- 診療施設開設届出書
- 診療施設構造設備の概要書
- 診療施設の見取図(平面図)
- 診療施設の案内図(地図)
- エックス線装置等設置届出書
- エックス線装置の概要書
- エックス線診療室見取図(平面図、断面図)
- エックス線量測定記録
- 獣医師免許
- 定款(法人の場合)
という具合に、結構な量の書類が必要になります。
すべてを自分で作成するわけではなく、エックス線関係の書類は、装置メーカーよりデータなどを得て準備することになります。
ですが、こうした書類を準備しつつ、病院の物件を探したり、スタッフの採用を行ったり、機材や機器の手配など、やることは目も眩むほどあります。
そうした大量の作業をやりながら、役所とのやり取りをするのは現実的では無いですし、出来たとしてもオープンの日程がどんどんずれ込んでいってしまうことも考えられます。
動物を預かる?
最近の動物病院は、ペットホテルを併設していることも多いですね。
でも、ペットホテルを併設する場合、別に届が必要になるって知ってました?
ペットホテルも行う場合、第1種動物取扱業の登録が必要になります。
これは、動物病院の開設とは別です。
自分でやる?専門家に頼む?
先にも述べたように、結構書類も多いですし、平面図や断面図などの面倒くさそうな書類もあります。
もちろん、役所への届け出は個人ができるようになってはいるのですが、【簡単に】できるようになっているわけではありません。
ですから、自分で出来ることや自分がやらなければならないことは自分でやって、それ以外は行政書士などの専門家に依頼するのが、結果的に早く・安くできる可能性が高いです。
自分でやらなければならないことというのは
- どこにどれくらいの規模の病院を作って、どれだけの患者(患畜)を診るつもりなのか、そして売り上げはどのくらいを見込むのかといった経営計画を作ること
- 経営計画に沿った物件探し
- 内装や機器の検討や手配
- スタッフの雇用や教育、どういった手順で動物たちを診るのかや来院~会計までの流れといった運営方法の検討
- 法人を作るのであれば、その手続き(これも同時に依頼できます)
などなど、細かく見ていくと、それ以外にもかなりあることに気づくでしょう。
それにプラスして、役所とのやり取りを自分でするのは、もう気が狂いますよね。
ですから、そうした書類を作る・集める・提出する・直すといった役所とのやり取りは、専門家である行政書士に依頼したほうが安心です。
予定したオープン日に間に合わせるためにも、行政書士への依頼をご検討ください。